【月次支援金②】申請手続きの実際
前回、「月次支援金」についてご紹介しました。
私も“請負講師業”を生業としているわけですが、コロナ禍によって集客セミナーや集合研修がなくなってしまい、すなわち講師依頼もなくなってしまいました。
2019年初から活動を開始し、1年かけてようやく歯車が回り始めたかと思った2020年、全くの休業状態となり、1年もあれば解消するかと思ったのに未だ拡大が続いていますね。
Webでの研修講師も数件ご依頼はいただいておりますが、月によってはゼロの月も多く、そもそも非対面での研修ではご参加の皆さんの反応が感じられず、研修効果にも影響はあると思います。
一日も早く、元の姿で広くお話しできればと願っています。
さて、本題に戻しましょう。
上記の状況を踏まえて、私も「6月」の申請作業を済ませました。
まだまだ「申請内容確認中」というステータスですから、はたして承認されるかどうかはわかりません。
まあ“不正受給”を企てている者ではないことだけは声を大にして申し上げたいと思っています。
今日はこの「手続き作業の実際」をご紹介したいと思います。
マニュアルに書かれていること・いないこと、取り混ぜてのご紹介になりますが、現実の事例として、何か参考になればと思います。
この申請作業、大きく2つのステップに分かれます。
【第1ステップ】=事前確認作業
【第2ステップ】=Web申請作業
…です。
では、このステップに沿って、何を準備して、どこに注意が必要か…、こんな視点でお話ししますね。
【第1ステップ】=事前確認作業
①商工会議所・商工会等の商工団体、税理士・行政書士等の士業、こんな方との「面談」が必要です。“どこにお願いするか…”を自分で決めなければなりません。
制度案内のホームページから確認機関の一覧が見れますから、懇意なところとか、近さとか…、まずはここを考えます。
私は近くの商工会(会員にはなっていませんが)にお願いすることにしました。
②決めた「確認機関」に電話して、面談の日程を決めます。
③面談に伺います。私の場合所要時間は約1時間でした。
準備する書類等が完璧だったら、もう少し短時間でできたのかなとも思います。
★準備する物は…
・運転免許証=本人確認のため
・預金通帳=事業の入出金が記載されている物
・売上台帳(2019年・2020年・2021年)=月別に売上が把握できる物。
私は自身で作成しているエクセル表を添えました。
・申告書類(2019年・2020年)=申告書・収支内訳書全ページ。
私はE-taxで白色申告をしていますので、PCに保存している「控え」を添えました。
・納税証明書(2019年・2020年)=E-Taxマイページに入っているメッセージをプリントしてもよいのですが、何度チャレンジしてもメッセージを開くことができません。仕方なく税務署まで行って「納税証明書」を発行してもらったのですが、そこで「なぜできないの?」と質問したところ、「マイナンバーカードをカードリーダーで読み込んで申告している方じゃないと見れません」と素っ気ない回答でした。
④確認機関での作業が終わると、「確認済」の旨の番号を確認機関のほうで入力されます。これがないと、自身で行う「本申請」ができません。
【第2ステップ】=Web申請作業
⑤自身のパソコンで「Web申請」作業をおこないます。
実際には、確認機関での面談を受ける前に「仮登録」まで済ませて「マイページ」を作っておきましょう。そうすることで、確認機関からの上記④の作業がスムーズに進みます。
⑥マイページから「本申請」を行います。
手順は画面上で指示されるとおりに進めていけばよいのですが、上記③で書いた書類は全て再び必要になります。…整理してまとめておくのがよいでしょう。
この添付書類、全て“携帯で写真を撮ってPCに保存し、それを指示に従って添付する”という作業が必要です。
これにそこそこ時間がかかり、私は「写真撮影⇒メールで送信⇒受信物をデスクトップに保存」をして使いました。
この作業に時間がかかり、私は「2時間弱」かかりました。
…途中で中断もしましたが、“また最初から”ではなく、続きから再開できますので安心してください。
本申請作業に入る前に、事前に全て準備して専用のホルダーでも作っておいたら間違えずに進められるでしょう。
⑦事務局から「申請を受け付けました」旨のメールが届きます。
以降、進捗状況はマイページからチェックしていきます。
私は7月1日に本申請まで完了しましたが、前回書きましたように今は4月分・5月分・6月分ともに申請期間内です。
当然、4月分から作業は進められているでしょうから、私の6月分の可否決定がいつになるかはわかりません。
日々チェックはしていきますので、動きがあったらまたご紹介しますね。
今日は「国の月次支援金」手続きについて書きましたが、「県の月次支援金」の手続きはこれまた別の話です。
(…リンクしてくれたら二度手間にならなくて済むのにね。)
これはまた次回お話ししましょう。