【月次支援金③】広島県「頑張る中小事業者月次支援金」
国の「月次支援金」、7月1日にWebでの申請(6月分)を完了させましたが、本日(7月14日)現在、状況は「申請内容確認中」のまま進捗はありません。
まだ4月分・5月分も申請期間中ですから、そりゃ6月分の処理は後に回るのでしょうが、はたしていつになるのやら…です。
今日は、国の支援金を待ちながら、広島県でも同様に行っている「頑張る中小事業者月次支援金」についてお話ししますね。
趣旨は国の支援金と同じ、感染拡大防止策としての緊急事態宣言・まん延防止措置の影響で売り上げが減少した中小事業者・個人事業主を支援しようというものです。
違いは、上の図のように…、
★国の制度は売り上げが50%以上減少した場合だが、広島県の制度は、30%以上減少した場合も対象になる
★50%以上減少の場合は、国・県からのダブル支援になる
…という点です。
これはとってもありがたい制度、事前確認機関である商工会の方に教えてもらい、早速私も申請作業を開始しました。
県のホームページから制度案内を検索すると、申請方法は国の制度と同様にWebでできるというものでした。
「ならば国への申請と同時に…」と思ったのですが、残念ながら県の申請ページが「準備中」の表示が数日続き、約1週間後の7月7日、申請ページが開いたと同時に開始しました。
作業は国への申請手続きと同じ、画面上の指示にそって入力を進めながら、添付資料として免許証・通帳・白色申告書・収支内訳書・売上台帳などを画像として添付していきます。
唯一、国は求めてこなかった「個人事業開業届」の添付も必要でした。
一度やってる作業とほぼ同じなので、短時間でスムーズに完了しかけたのですが、ここで大きな壁にぶち当たってしまいました。
それは、「国の給付通知書の写しを添付しなさい」という点です。
冒頭に書きましたように、私は国への申請をしたばかりであり、当然「給付決定」には至っていません。
…という状況では申請させないということ?
…県の申請締め切りは「8月31日」、もしそれまでに「給付決定」にならなかったら、県の支援金は“幻”ということ?
と心配になり、県の窓口に電話で問い合わせしてみました。
電話したのは「頑張る中小事業者月次支援金センター」、案内サイトに「問い合わせ先」として記載されている番号です。
電話にでていただきました女性に、上記の状況を説明し、
「どうすればよいですか?」と質問したところ…、
「ハガキが届いていませんか? ハガキ添付していただく必要があるのですが…」と。
この時点で少々カチンと、「給付通知書」がハガキ形式なんだろうなとは想像しましたが、そんな説明もせず、ただ「ハガキを」と言う姿勢です。
そして、
「そうすると、国の決定通知が来ないうちは申請すらできないということですか?」と聞くと、
「そうなんです。ご不満については県に直接おっしゃってください。」ですと。
ここでまたカチン、私は県の案内サイトに書かれている問い合わせ先に電話してるのに、いかにも他人事、自分は当事者じゃないから…、という姿勢でした。
「そうすると、私にできるのは、国の決定を待ってWeb申請をするか、先に郵送での申請をお送りするかのどちらかということですね」と念押しすると、これがまた…、
「私からはお答えしかねます…」とか「お客様が郵送でなさりたいならどうぞ…」とか。
県から委託を受けた機関から、さらに委託されたオペレーターさんなのでしょうが、なんとも情けないというか、悲しくなる電話応対でした。
どこの県でもやっている支援ではなく、広島県ならではの素晴らしい取組みだというのに、実際の事務方がこの姿勢ではガッカリです。
制度が持つ“意図”までを理解して、まさに「頑張る中小事業者」を相手にする作業なんだということを解っていただきたいものです。
…ちなみに、申請の方法としては、
①国の決定を待って、通知ハガキが届いてからWebで申請する
②締切となる8月31日の約1週間前、8月24日になってもまだだったら、先に郵送をして、決定通知は後日送付する
…という方法になります。
愚痴をいろいろ書きましたが、制度の趣旨は本当にありがたいものであり、ネットで検索すると広島県以外にも、都道府県・市町村で行われているところもあるようです。
“知らないままスルー”させてしまったらもったいないですよ。
活用できるものは精一杯活用して、事業継続に頑張っていただきたいと切に思います。
そして、「こんな制度ありますよ…」という情報も、ぜひ皆さんの活動に取り入れていっていただきたいと思います。