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<号外③>コロナウイルスが心配な今だからこそ糖尿病に備える!

 

引き続き、医療の号外編として、病気に対する豆知識をお話ししていきますね。

 

なんといっても、今最大の話題は新型コロナウイルスですよね。

毎日感染者が増えていくニュース、町のドラッグストアからはマスクが消えてしまったという景色…、一日も早く収束に向かったというニュースが聞きたいものですね。

今日は、こんな今だからこそ糖尿病に備えることが大切だというお話しです。

 

糖尿病という言葉を聞いたことないという方はまずいないでしょうね。

でも、皆さん正しく糖尿病を理解していますか?

「尿に糖がでる病気」って思ってません?

糖尿病というのは「血液に含まれるブドウ糖が増える」病気ですので、例えば尿糖が陰性でも糖尿病というケースもあるんですよ。

では、糖尿病になったら何が怖いのか…、『合併症』と『免疫力の低下』この2点は必ず覚えておいてください。

もう少し掘り下げていきますね。

 

<三大合併症>

①糖尿病網膜症=私たちの目が見えるというのは、網膜というスクリーンに映像として映っているということですよね。この網膜には細かい血管が張り巡らされているのですが、糖尿病で血管が詰まるなどの障害が発生することで“見えなく”なってしまうのが糖尿病網膜症です。

視力障害の原因として、緑内障とともにトップの原因であり、年間約3千人がこの糖尿病網膜症で失明しているんです。

 

②糖尿病腎症=これも糖尿病で血管が弱くなり、腎臓の機能が正しく働かなくなると、血液をきれいにして不要なものを尿とともに排出することができなくなってしまいます。これが進行すると人工透析によって機械の助けを受けて血液をきれいにしなければなりません。「1回が4~5時間、これを週3回」受けるとなったら大変ですね。

 

③糖尿病神経障害高血糖になることで神経が障害されることです。手足のしびれや、熱・痛みを感じにくくなったり、目やまぶたを動かせなくなったりします。

 

<免疫力の低下>

高血糖の状態が続くことで、私たちの身体が持っている免疫力が低下します。

免疫力が低下するということは、感染症にかかりやすくなってしまい、重症化してしまうという危険があります。

「糖尿病をもっていたから、かぜをひいたのがあっという間に肺炎になってしまい…」という心配、まさに今の新型コロナウイルスに対しても“自分の身体が闘う”力が弱くなってしまうということです。

糖尿病というのは、そのものが怖いというよりも、そこから発展する合併症の怖さ、そして免疫力が低下する怖さです。

 

そして、健康診断で「糖尿病予備軍ですね」と指摘されても、どこかが痛いというような自覚症状がないだけに何もしないで放置しているという方が多いというのが現状です。

日本人の約2,000万人が糖尿病および予備軍といわれており、「40代以上の3~4人に1人」という高い率です。

放置して自然に治るというものではありません。

糖尿病をほっておいて、マスクだけ一生懸命探していたのでは意味ありませんよ。

 

新型コロナウイルスの話題とともに、糖尿病に備える必要性を、ぜひお話ししていってください。