FPの小ネタ

保険営業に役立つ小ネタ集

ビジネスマナーって、どうなの?①

 随分久しぶりになってしまった投稿です。

 というのも、ここ最近、「それはないでしょ…!」と言いたくなることが続いておきまして、半分は愚痴とともに、自身のビジネスマナーについても考え直さなきゃなと思って書いてます。

 

 ビジネスマナー、多くの会社でそのための研修を行い、社外から講師まで招いて勉強されているのではないでしょうか?

 私も“受ける側”・“研修する側”ともにやってきましたが、果たして日本中で、大企業から中小零細企業に至るまで、浸透しているのでしょうかね?

最近、立て続けに経験したことというのも、まさにそんな「?」マークでした。

 なので、ここでは「こうあるべき」という教科書のような言い方ではなく、「何のために」という視点から、あるべき姿を復習してみたいと思います。

「そんなの当然じゃん!」と思われる方も多いと思いますが、本当に“常に実行できている”のかどうか…、振り返ってみてください。

 

 まずは「名刺」の取り扱いについてです。

 

 名刺の渡し方・もらい方、社会人になる最初に教えられましたよね?

「相手方に向けて、両手で差し出し」、「もらう時は両手でもらう」。そして「名刺入れを座布団にして、テーブルの上に丁寧に置く」。…あたりまえのことです。

 でも、現実はどうでしょう?

 最近の体験を箇条書きにしてみますね。

①口頭で挨拶し、名刺を差し出したが、“受けとることを拒否”するかのごとく、両手でイヤイヤされた。

②差し出した名刺、手で受け取ってもらえずこちらがテーブルに置いた。

片手で受取り、そのままテーブルにポンと置かれた。

④当然、先方からの名刺はいただけず

名乗ってももらえず

…というところです。

 

 名刺の扱いって、

※普段から慣れているかどうか…、

※自分自身が名刺を持っているかどうか…、

※自分自身が名刺の扱いでイヤな思いをしたことがあるかどうか…、によって違ってくるんでしょうね。

例えば、商店・中小零細企業の店頭で、自身の名刺なんて持ったことのない人、普段から名刺なんて示されたことのない人だと、上記のようなことも悪気なくあるんでしょうね。

 

 でも、ぜひ覚えておいていただきたいのです。

「名刺は、渡す側はその扱いを真剣に・注意深く見ている…」ということです。

名刺というのは、“その人、そのもの”だと考えてください。

 単なる紙切れととらえられたら、本当に悲しいです。

 目の前に立っている、“その人そのもの”を、イヤイヤと拒絶したり、投げるように置いたり、名刺の上に違う物を置いたりしたのでは、とんでもなく失礼なことをしていると感じませんか?

 そう、教科書に書かれている“手順”を覚えるのではなく、「その人、そのもの」と考えて扱っていれば、失礼なことはしないはずです。

 

 ビジネスマナーって、教えられたことを披露するのは「社外」の人に対してのはずですよね? ところが、社内では上下関係等を踏まえたマナーを実行できてるにもかかわらず、社外の人に対してはぞんざいな扱いをしてしまっている…、現実にはこんなこともあるのではないでしょうか?

 この記事を読んでいただいた方は、自身の立ち居振る舞いに問いかけていただくとともに、貴方の同僚・部下に対して、指導・助言という立場から見つめ直していただきたいと思います。

 

 ビジネスマナーの綺麗な人がいる会社は、会社自体がきちんとした会社だと思ってもらえます。

 でも、逆もまた真なり、“たったそれだけのこと”でも、ここがマイナスでは、大きなビジネスチャンスを逃してしまうことなもなりかねませんからね。