FPの小ネタ

保険営業に役立つ小ネタ集

<働・健⑭>企業訪問時のアプローチトーク・その3

アプローチトーク・「その1」「その2」において、コロナ対策・働き方改革法対応を切り口にしました。

今日は「その3」として働き方改革と健康経営のセット導入”という切り口でアプローチします。

 

<その③>「働き方改革・健康経営」のセット導入

 

・「働き方改革」については、既に法制がスタートしていますから、否応なしですよね。これまでと違って、罰則制度もありですから軽く考えていてはダメです。

まずは、社長ご自身が本気になって“声”を上げることが不可欠です。

 

・でも、いざ進めようとすると最大の障壁となるのが従業員さんです。ここをクリアするためには、いかに従業員さん達を巻き込んで、ボトムアップの姿を作り上げていけるかです。

 

・ただ、働き方改革の法対応だけを考えていくと、これは“守り”の策ですよね。法に従うことはできても、それだけでは会社の業績は縮小してしまいます。

 

・大切なのは、“守り”からスタートしたとしても、その次に“攻め”に発展できる姿を作っていくことです。

 

・そこで考えていただきたいのが「健康経営」です!

 

・こちらは「健康経営優良認定」への必要項目なんですが、「働き方改革」に求められている項目と、ずいぶん重複していると思われませんか?

 

・いずれにしても「働き方改革」のための法対応はしなければならないわけですから、ならば同時に「健康経営」についてもはっきりと声にして、両方をセットで取り組むことをご提案したいんです。

 

・そうすることで、会社としての“姿勢”を、従業員さん達だけでなく、取引先やお客様にもアピールでき、必ずイメージアップにつながります。

 

・「健康経営優良認定」を受けると、会社のホームページや、皆さんの名刺にロゴマークを使うことができ、“目に見える”形でアピールできますよ。

 

…私は広島に住んでおり、県内の企業さんとのやりとりが多くなりますが、現実は「働き方改革」と「健康経営」がセットで進んでいるとは言えない状況です。

これは、そのスタートとなっている機関が違うというのが最大の理由だと思いますが、スタートは違っても、目指す姿が同じであることは言うまでもありません。

“守り”のためだけではダメです。

“攻め”の効果につなげていくことを忘れず、経営者自身が強いリーダーシップを発揮して進めていくことが肝心であり、経営者自身を“その気”にさせることが皆さんの役割です。

 

10年、20年先の世界…、人口減少・成熟経済・高齢化社会という環境は今以上に進みます。その時代に生き残っていく企業であるためには、従業員満足度」の高い企業です。

従業員さん達が「安心して・健康に・能動的に働ける会社」にしていくことが、今の経営者が考えていかなければならない方向です。

そして、その方向性は、皆さん自身が信念として持っていないとお客様に伝えることはできません。

「健康経営と働き方改革のセット導入」、「攻めと守りの効果」、ここは皆さんがブレることなく、自信を持ってお話ししていってほしいと思います。