FPの小ネタ

保険営業に役立つ小ネタ集

老後①老齢年金を考えるために…

 


これまで「医療・介護・死亡」と題して、それぞれのステージで社会保険がどれだけ支えとなってくれるのかをお話ししてきました。

この3点、共通して言えるのは「いつ起きるのかわからない」という点ですね。

永い生涯で考えれば、病気も介護も他人事ではないですし、人はいつかは必ず死が訪れるわけですが、それが10年後なのか、20年後なのか、それとも明日なのか…、その予測がつかないわけですから、社会保険・生命保険等、保険という仕組みが役立つわけですね。

では「老後」はどうでしょう。

これだけは「いつくるか」がはっきりとしていますね。65歳を目途にしたとすると、「あと何年で」というのは誰でも計算できることです。

だからこそ、自身の、そして家族の将来を見据えて、「安心で・安全で・快適な」老後を迎えたいですね。

とはいうものの、毎日の生活に追われて、そんな先のことなんて考える余裕ないよというのが現実かな?

日本と世界、比べてみるとこんなデータがあります。

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一目でわかるのは、日本人の金融資産は現預金に偏って、株式・投資信託というような運用資産がすくないですね

“堅実に”という気質のあらわれなのかもしれませんが、その結果として日米の家計金融資産がどれだけ増えたかというと、日本が1.5倍になったのに対し、アメリカでは3.3倍になってます。

バブル崩壊を経験し、怖い怖いというイメージが強くなっているのかなと思いますが、この違いが老後生活を迎えたときの手持ち資産の違いになるわけですから、きちんと勉強して、若いうちから長い期間をかけた運用策をとっていくことは絶対に必要なことだと思います。

 

いきなり資産運用の薦めという話になってしまいましたね。

明日からは、改めて「老後」を考えていくために、公的年金を理解し、老後生活に足りるのか足りないのか、足りないならどうすればいいのか…、こんなお話しをしていきましょう。