<働・健⑦>「健康経営優良法人認定制度」をご紹介!
まずこの画面、経済産業省のホームページ画面です。
健康経営に取り組む大企業・中小企業を顕彰し、その姿を広くアピールするために、国としてもこんな「優良認定」制度を設けています。
今年(2020)で4回目となるのですが、例えば中小法人部門を見ると…、
第1回318社⇒第2回775社➡第3回2,501社➡第4回4,815社というように、毎年倍々ペースで広まっていますね
もちろん、この「認定」を得ることがゴールではなく、愛する自社を“強く・成長する”会社にすることが目的ですから、認定のためだけの“つじつま合わせ”に終始したのでは意味がありません。
ただ、前回にも書きましたように、この効果は明日すぐにあらわれるものではなく、理由として明確に見えるものではありませんから、何か「目に見える尺度」があると、経営者も従業員も、目線とか意識を統一するのに役立ちますよね。
それが、この「優良法人認定制度」です。
この認定を受ける(申請する)ためにお金がかかるものではなく、Web上で申請用紙を作成し送信するというスタイルです。
認定は「年1回」、毎年9月から11月が申請期間で、その後審査に入って、翌年の3月には認定企業が発表されます。
今まさに「2021認定」の受付期間だということです。
「毎年増加…」と前述しましたが、それを都道府県別に集計したのが下表です。
“率”ではなく“数”で見ていますから、都会のほうが数が多いのは当然ですが、それでも県や地方によって積極的に推進しているところ…、そうでもないところ…、感じますよね。
この認定を受けると、経済産業省のホームページ上で企業一覧として発表されますので、まずは全国に向けて企業名をアピールできる場となります。
更に、冒頭の画面にも記載されているロゴマークを使うことができ、これを自社のホームページとか、全社員の名刺、各種印刷物等に乗せていくことで、顧客・取引先へのアピールにもなりますね。
また、ハローワークに求人をだす際にも、この認定マークは掲載できますので、新規人材募集の際にも役立てることができます。
しつこいようですが、認定を受けることだけを目標としたのでは、本当の効果にはならず、継続することも難しいでしょう。
“何のために取り組んでいるのか…”という認識をしっかりと持っていくことが肝心です。
では、次回は「側面支援となるインセンティブ制度」をご紹介しますね。