FPの小ネタ

保険営業に役立つ小ネタ集

【まとめ】皆さんにお願いしたい姿

ここまで、号外編を含めると40回以上にわたって社会保険を理解して、お客様に対して親身になったアドバイスを行う」という姿勢をお話ししてきました。

亡くなられたとき…、病気になったとき…、介護が必要になったとき…、そして老後を快適に過ごすため…、という各方向から、それぞれの経済的リスクを支えてくれる社会保険の内容を解説し、それでも足りないと思われる部分を理解していただきました。

皆さんの仕事は、ここまでを手順踏んでお客様に伝え、そして足りない部分を「どうやって」「どれだけ」補うかを、保険という方法で提案していくことです。

ただ、一つ一つを押さえて全方向を進んでいくと、どれも足りないし、全部カバーしようと思ったら相当高額な保険提案になるし…、と思われることでしょう。

 

私はこう考えます。

「きちんと各方向への備えをお話しし、そのうえでお客様に“優先順位”を考えてもらい、可能な限りベターな状態を作りあげる」ことが最善の姿であると。

 

そうすると、その後をほったらかしにしたらダメです。

お客様の環境は刻々と変化します。家族が増える・減る、法律が変わる、社会保険が変わる、医療が進化する…、まだまだ要素はありますね。

数年前に最善な提案をしていたとしても、その内容が今も最善かどうかはわかりません。あたりまえのことですが、定期的なメンテナンスも皆さんの大切な役割です。

 

でも、毎日“数字”を求められ、「お客様に必要な商品」よりも「会社が売りたい商品」が優先される空気、そもそもお客様は落ち着いて聞くという場に座ってくれない…、「私はどうすりゃいいのよ!」というのが現実でしょうね。

お気持ちはわかります。

でも、それでもお願いしたい姿は変わりません偉い人たちに何と言われても、「これは正しい姿か?」「これはお客様が求めているものか?」を、落ち着いて自身に問いかけ、軸がブレることのないセールスパーソンであってください。

“優績者”と呼ばれる皆さんに共通することは…、

★「この人は頼りになるな」と思わせる「軸」がしっかりしている!

★人一倍多くの活動をし、多くの「声」をかけている!

★常に最新のニュースに敏感である!

★無理な「お願い営業」をしない

★だから、自身が溌溂としている!

…という点です。

 

特に、新人の皆さんからすると遠い遠い存在に見えることでしょうが、優績な先輩たちだって新人の頃はあったわけです。思い悩みながら、それでも自分を見失わないで継続してきた人達です。

近道はありません

日々勉強し、各種のニュースに興味を持ち、出来る限り多くのお客様に接していくことを続けていけば、必ずあちこちで「芽」はでてきます。

 

ここまでお話ししてきた「社会保険と自助努力」については何度も読み返してください。

本当に皆さんの「身」になったとき、自信ある・頼りになる姿がお客様の心に伝わることと思います。

 

では、次回からは「税」の側面からお話ししていきましょう。