<臨時号>飲食業界のウイルス対策!
緊急事態宣言の解除から、日々もとの日常に戻りつつあるニュースが続きます。
これは本当にありがたいニュースなのですが、その180度反対で「世界の新規感染者数は記録更新している…」という現実も見過ごしてはいけないと思います。
今は、北米・南米での感染が拡大しているようです。
「もう終わったこと…」なんて感じていたら、またまた恐ろしい日に舞い戻ってしまうことにもなりかねません。
細心の注意を忘れず!、世界のお手本となる日本になりましょう!
そこで、今日は東京都の飲食業界に対する「チェックシート」をご紹介します。
併せて、東京商工会議所「健康経営倶楽部マガジン」から、「飲食業界への注意ポイント」として発信している内容をまとめましたので、東京に限らず、皆さんのお客様に向けた情報としてお届けください。
①従業員の健康管理、教育
・従業員には出勤前に検温を行わせ、発熱、かぜ症状がみられる場合は、勤務を見合わせ、必要に応じて医療機関に受診させる。
・店舗で行っている感染対策の意義について周知する。
・従業員にマスク着用、手洗いの徹底を行わせる。フェイスシールドは、主に目粘膜からの感染を防止することが目的であることを理解し、必要な場合に使用する。
・休憩時に対面で食事・会話をしないよう指導し、休憩室はできる限り換気を行う。
②メニューの工夫
・大皿メニューは個々に提供する形のメニューへ置き換える。
・入店人数を抑えるため、テイクアウト、デリバリーサービスも検討する。
・テイクアウト、デリバリーメニューは食中毒に注意する。
例)・調理済みの食品は、20℃~50℃の環境に置かれる時間が極力短くなるよう、
10℃以下又は65℃以上での保存を行う
・速やかに喫食するよう口頭やシールの貼付等により情報提供する
③店舗入り口での対策
・利用者で熱がある者は入場をご遠慮いただくようお願い掲示を行う。
・電話、オンラインでの日時指定予約等により混雑を回避する。または、整理券の配布や入場者数・滞在時間の制限等を行う。
・行列整理や床の目印表示を行う。可能であれば、テイクアウト用の動線を分ける。
・入手できればアルコール消毒液を入り口に設置する。
④フロアでの対策
・テーブルは、できるだけ2m以上の間隔を空け横並びで座れるよう配置を工夫する。
・扉や窓を開け、扇風機を外部に向けて使用するなど、30分に1回以上換気を行う。
・窓が開けられないビル内の店舗等については、室内の二酸化炭素濃度の測定結果をビル管理会社に確認し、1,000ppmを超えている場合は換気設備の運用見直しを相談する。
・調味料・冷水ポットなど複数の人が触れる物品を極力減らし、こまめに消毒する。
・テーブル、イス、メニューブック、タッチパネル等はお客様の入れ替わる都度、台所用洗剤(海面活性剤)で清拭する。
⑤レジやカウンターでの対策
・ビニールシート、アクリル板等の遮蔽物を設置する。
・キャッシュレス化等で接触機会を低減する。
⑥行っている感染対策の明示
・行っている感染対策(換気、対人間隔の確保等)のステッカーを店頭に掲示する。
・東京都の「感染防止徹底宣言ステッカー」のように公的機関が認証しているものがあれば、条件を満たせるよう感染対策を充実させ、取得を目指す。
⑦お客様にも感染防止対策にご協力いただきやすいよう工夫する
・待ち位置や利用可能座な席を視覚的に分かるよう明示する。
・混雑を解消するため、混雑状況や空いている時間の表示を店頭やHP上で行う。
・「大きな声での会話はご遠慮ください」と表示するよりも、「感染防止のため会話を控えていただきありがとうございます。」、「会話の代わりBGMをお楽しみください」など望ましい行動を促すような表示にする。