【トピックス】健康診断、受けてますか?
今日はちょっと横道に。
先日、私自身の「特定健康診査」を受けてきました。
コロナ禍において、病院に手間をかけさせるのも気がひける部分もありますが、年間の期限が迫ってきたのでお願いした次第です。
“社会人になってから…”を振り返ると、これまで何度の健康診断を受けてきたでしょうね。
会社から指示されて、いうなれば仕事の一部のように受けてきましたが、こうして自分で手配をして受診してみると、改めて、“ありがたさを感じる点”、“疑問に思う点”など感じましたのでご紹介しますね。
まず、上記の「特定健康診査」とは何でしょう…。
これは、厚生労働省が定める健康診断で、「日本人の死亡原因の約6割を占める生活習慣病の予防のために、40歳から74歳までの方を対象に、メタボリックシンドロームに着目した健診を行います。」と定義されているものです。
そして、この健康診断で指摘項目があると「生活習慣病の発症リスクが高く、生活習慣の改善による生活習慣病の予防効果が多く期待できる方に対して、専門スタッフ(保健師、管理栄養士など)が生活習慣を見直すサポートをします。」という「特定保険指導」も行われるものです。
今、公的医療保険としては、健保(組合・協会)・国保など、複数の制度がありますが、働く本人の場合は前述のように会社で手配されていても、自営業主や家族にとっては、送られてきた郵便物に則って、自身で電話予約をして受診します。
下表は各保険の人数をまとめた物ですが…、
色をつけた、約7千万人の内、多くが自分で手配する必要があるわけです。
ずいぶんな占率ですよね。
では、この皆さんが、どれくらいきちんと受けていると思います?答えは「受診しているのは3人に2人。残る1/3の人は受けていない!」…ということなんです。
受けていない人にアンケートをすると、その理由として…
①心配なときは自分で受けるから…(33%)
②時間がとれないから…(23%)
③めんどうくさいから…(18%)
というような声が上位で返ってきています。
なんとも、もったいないと思いませんか?
この健診、お値段はどれくらいのものかというと、基本項目で「約1万円」かかる健診です。
他にオプション検査を加える場合は別途の費用が必要にはなりますが、少なくとも「約1万円相当の基本項目」は自己負担なく受けられるわけですから、これを“めんどうくさい”と言って受けないのはもったいないですよ。
…こちらが基本項目として受けられる内容です。
そもそも「生活習慣病予防」が目的ですから、糖・たんぱく・肝機能などに着目しているわけですね。
私は、「痛みなどの自覚症状がある病気はそれからでもいいけど、自覚症状なく進んでいってしまう病気こそ、こうした健康診断でチェックしていくことが大切!」だと思っています。
「自覚症状なく進む…」というと、何といっても「糖尿病」と「動脈硬化」でしょう。
「糖尿病」は、「合併症」・「他の病気でも手術等の治療が受けられなくなる」というような怖さがありますし、「動脈硬化」は「脳血管疾患」や「心疾患」に発展する怖さがあります。
もちろん、この基本項目だけで万全ということではありません。
でも、定期的に健診を受けて、それぞれの数値の「推移」を意識していくことは、大きな病気の早期発見につながることは間違いありません。
「めんどうくさい」なんて思わずに、しっかりと受けに行ってくださいね。